映画公論

一切の忖度なしに映画批評

スネークフライト(2006年 米)

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75点。

パニック映画は好きでこれまで数多く観てきましたが、これは想定外の映画。

 

殺人現場を見られたマフィアが口封じのために、目撃者及びFBI捜査官が搭乗する飛行機に大量の毒蛇を放つという、あんたよく思いつきましたねストーリーです。

 

機内では次々と乗客が毒蛇たちに襲われ死んでいきます。

 

結局、勇敢なFBI捜査官がピストルで窓を割り風圧で毒蛇たちを吹き飛ばすという物理学者にお叱りを受けそうな方法で残った人々を守ります。

 

・性格の悪そうな奴から死んでいく

・セックスに興じるカップルから死んでいく

・一件落着後、英雄のFBI捜査官はCAと電話番号交換してイチャつく

 

とパニック映画お約束条項もきちんと守られています。

 

突っ込みどころとしては

・口封じの暗殺に毒蛇を使う理由の描写がない→もっと確実に殺さないとでしょ。

・蛇は変温動物のため税関をすり抜けた→そんなわけあるか

 

といったところもありますがパニック映画は粗を探してはいけません。

一向に話の進まないだるいラブストーリーを観るよりよっぽどマシです。