映画公論

一切の忖度なしに映画批評

運命の女(2002年 米)

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65点。

 

リチャードギア大先生による泥沼不倫愛憎サスペンス。

共演はダイアン・レイン

 

会社社長夫人のダイアン・レインはフランス人の青年画家のポールと偶然出会い、親しくなるにつれやがて関係を持ってしまう。

妻の行動に疑念を持ったリチャードギア大先生は私立探偵を雇い妻の不貞の証拠を掴む。

 

ポールの家に乗り込んだリチャードギア大先生は妻にプレゼントしたスノーグローブがポールの自宅にあったことから激昂しポールを撲殺してしまう。

ポールの家に置き忘れたスノーグローブが自宅に戻っていることから、ダイアン・レインはポールを殺したのが夫であることを悟る。

全てを妻に打ち明けたリチャードギア大先生。妻は家族で映った写真を大切に抱えポールとの思い出を葬る。

リチャードギア大先生は自首しようとするが、ダイアン・レインは「メキシコまで逃げましょう」と語りかけ夫婦は再生するというストーリー。

 

観ていて書いていて笑いそうでしたが、めちゃくちゃにも程があります。

 

まずダイアン・レインのポールの家に行くときの浮かれっぷり。

あのな、あんた小さい子供のお母ちゃんでしょ?

次にオリヴィエ・マルティネス演じるポールのダイアン・レインへのエロい眼差しと変態的な所作。

男優かよ。

ほぼほぼポルノ映画です。

 

最後に事の発端を生み出したダイアン・レインの「メキシコまで逃げましょう」の力強いお言葉。

おまえのせいでしょ、元はといえば。

 

レインの破綻した言行不一致ぶりにマイナス40点ですが、ハリウッドが誇る大根俳優のリチャードギア大先生が本作では珍しくシリアスな演技をしておられます。

プラス5点。